会報ダイジェスト2024

祝 広島県セーリング連盟 創立75周年

ご挨拶

ことしは、新年から能登地震、羽田事故、また世界ではウクライナ、パレスチナと災害事故、戦争と多くの命がなくなっています。遠く住む私たちも心が痛みます。

私たちは、 幸いにも、昨年はコロナ感染症も5類に移行し通常の活動ができました。

そういった中で、鹿児島国体で豊澄成光君、麻希さん兄妹が優勝しました。素晴らしい。

これは、ジュニアヨットスクールが多くの子供たちを長年逞しく育ててきた成果です。関係者の方々に改めてお祝いと感謝を申し上げます。

このスクールに、知事より広島県スポーツ優良団体表彰を本計先生が頂かれました。皆で喜びたいと思います。

また、インクルーシブ・スポーツ・フェスタ広島2023の一環として、呉の海上保安大学校でハンザの体験会が呉市・呉セーリング連盟のお力を借りて開かれました。これを機に、今年から、ここに2杯のハンザ艇を置き呉地区の普及が始まります。

2006年、アクセスディンギ―ヨット2杯から始まり、体験会、ピースカップ等熱心に取り組み、世界大会を開催し、共生社会進展に寄与してきたハンザヨットの普及活動が、日本初の「インクルーシブ・スポーツ・フェスタ広島」を誕生させました。広島県を4つに分けて持ち回りで毎年開かれます。今年は、福山市を中心に開催されます。

このフェスタはパラスポーツを通じて、競争でなく、自分の命を輝かすため、相手を尊敬してお互いを認め合ってスポーツ楽しむ。それが新しい時代、共生社会を作ります。

私達の連盟は今年で一つの節目の年、創立75年になります。

昭和24年(1949年)に戦後の混乱の中に、平和の喜び、明日への希望の光として、海を愛す、ヨットを愛する人々が集い発足しました。セーリングスポーツには自然の中で、命を輝かせ、平和な社会を作る力があります。

私たちにはたくさんの人にこのスポーツを普及する使命があります。

この大小さまざまな島が浮かぶ美しい瀬戸内海を多くのヨットが浮かぶ世界の海になればと夢見ています。これからも、セーリングスポーツで社会に貢献できる連盟でありたいと思っています。

皆様がこの役割を担って頂ければ有難いです。

この1年、皆様が、何よりも安全第一、笑顔でセ―リングを楽しんで下さい。

                              2024年3月吉日

                        公益財団法人広島県セーリング連盟

                                 会長 山根恒弘


小学校5年生の時にセーリングに出会い、その素晴らしさに魅了されました。Optimist、ILCA4、ILCA6とクラスをステップアップしながら、競技の奥深さや楽しさを学び、自分のスキルや知識を高めてきました。このスポーツは、ヨットを操る楽しさだけでなく、自然現象を観察する技術や戦略的思考、自己管理と精神的な強さの重要性などを教えてくれました。それらは人生の様々な局面で役立つ教訓や価値観となっています。

2023年度は、高校生にとって重要な3つの大会で優勝を勝ち取ることができました。これらの大会では、多くの優秀なセーラーたちと競い合い、自分の技術を試す機会でした。特に印象深かったのは、妹の麻希と一緒に出場した特別国民体育大会 セーリング競技 少年男子ILCA6級での優勝です。この優勝は、私のセーリングキャリアにおける重要なマイルストーンとなりました。苦手としていた軽風域での勝利だったため、その喜びは計り知れません。この成果は、いつも温かく応援してくれる広島県セーリング連盟の方々、広島セーリングスクールの皆さん、刺激を与えてくれる全国のライバルたち、友人、そして家族の絶え間ない支援のおかげです。

今後は、ILCA7への移行を予定しています。ILCA7への移行は、より高いレベルの技術と体力、戦略的思考が要求されます。これまで以上にトレーニングを行い、次のステップへの準備を進めたいと思います。また、セーリング技術の向上だけでなく、人間としても大きく成長していきたいと考えています。そして、自分自身の成長と活躍を通じて、セーリング競技の知名度向上に貢献し、その魅力をより多くの人に伝えたいと思います。高いレベルの技術と戦略が求められると思いますが、応援してくださる皆様と共に乗り越えていきたいと思います。これからも変わらぬ応援をよろしくお願いします。セーリングを通じて得た経験や知識を活かし、今後も様々な挑戦を続けていきたいと思います。 豊澄 成光


小学2年生の時、広島セーリングスクールの体験会の案内を学校で受け取ったことから始まった私のセーリングライフは、今年で早くも8年目を迎えました。この8年間は楽しいことばかりではなく、成績が振るわず苦しい時期もありました。しかし、2023年度はこれまでの8年間で最も大きな喜びを得ることができました。それは、兄と共に鹿児島国体で優勝を果たしたことです。女子中学生として史上初の国体優勝者となり「兄弟V」や「中学生初優勝」として新聞などで大きく報道されました。

広島県セーリング連盟の皆さんをはじめ、一緒に練習をしてくれる広島セーリングスクールの方々、友人や知人からもたくさんの祝福をいただきました。国体優勝の報道は、セーリングに馴染みのない人々にもこのスポーツの魅力を知ってもらう絶好の機会となりました。祝福の言葉と共に「セーリングとは何か?」という質問を受けることが増えました。セーリング体験会やILCA6試乗会で小学生や後輩たちと一緒にヨットに乗り、セーリングの楽しさを共有することは、私自身にとって大きな喜びです。また、自身を振り返ることができる非常に価値のある活動のひとつです。

来年度からは高校生として、国体での連覇を目指すと共に、兄が成し遂げた3冠(JOC、インターハイ、国体)に挑戦します。セーリング技術だけでなく、フィジカルとメンタルも徹底的に鍛え上げ、引き続き好成績を残せるよう努力します。また、優れた成績を収めることはもちろん、ヨットの技術や知識に加えて人間性を高めることで、セーラーとしてだけでなく、多くの人々に憧れられるような存在に成長したいと思います。これは、自分自身の成長だけでなく、セーリング競技のバトンを先輩から受け継ぎ、次世代に伝える重要な役割でもあります。これからも、後輩たちにとっての良い手本となり、刺激を与える成果を目指して努力を続けます。引き続きの応援をよろしくお願いします。 豊澄 麻希


健常者と障がい者が一緒に競う

ハンザクラスの2つの大会

2023.9.23 ひろしまピースカップ&パラセーリング全日本選手権 Day1 開会式 出艇 – Google フォト

2023.9.22 ひろしまピースカップ&パラセーリング全日本選手権  計測 – Google フォト

2023.9.23 ひろしまピースカップ&パラセーリング全日本選手権 Day1 レース編 1 – Google フォト

2023.9.23 ひろしまピースカップ&パラセーリング全日本選手権 Day1 開会式 出艇 – Google フォト

2023.9.23 ひろしまピースカップ&パラセーリング全日本選手権 Day1 レース編 2 – Google フォト

2023.9.23 ひろしまピースカップ&パラセーリング全日本選手権 Day1 レセプション – Google フォト

2023.9.24 ひろしまピースカップ&パラセーリング全日本選手権 Day2 最終レース編 – Google フォト

2023.9.24 ひろしまピースカップ&パラセーリング全日本選手権 Day2 表彰式 – Google フォト